時代錯誤の女性軽視…実は他人事じゃない?

 

……女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります……

この発言がきっかけとなり、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の会長、森喜朗氏が組織委員長を辞任することを表明されました。

前後の文脈が省かれて大批判、大炎上してしまうのは昨今のメディアやSNS時代の特徴ではありますが、それを除いても今の時代この発言は到底受け入れられるものではないのだと思います。

このニュースを見て「とんでもない女性軽視だ」「多様性に反する時代錯誤だ」などと思った人も大勢いるでしょう。しかし、ただただ批判することは誰にだって出来ますね。それよりもいま一度立ち止まって、自分や自分の周りのことに置き換えて考えてみませんか?

 

家事・育児は女性がやって当たり前?

例えば婚活、結婚を考える人の立ち位置で分かりやすい内容に置き換えると家事や育児のこと。

「もちろん仕事をしながら奥さんをサポートするつもり」「共働きで家事も協力してやっていく、だけど子供が出来たら奥さんは時短でその分、家のことはメインでやってほしい」

正直、世の中の男性、こうやって考えている人がほとんどではないでしょうか。

結婚も子育ても「二人のもの」なのに、旦那さんは「サポート」「手伝い」家のことは女性がメインで、というスタイル、これが自然、当然と考えているうちは他人の発言を批判する前に自分の価値観を見直す余地がありそうです。

社会の中で女性を軽視すべきではない、多様性が認められる世の中だ…と思うなら、結婚も子育ても、男性だから・女性だから、という固定概念を捨てて、自分のパートナーになった相手とゼロから話し、価値観をすり合わせ役割分担をしていくのが今の時代は健全なのかもしれません。

 

男性が稼いでくるのが当たり前?女性も他人事じゃない!

そしてこういう話を「そうだそうだ!」と強気で同調しながら見聞きしている女性。相手に求めてばかりではいけません、自分自身はどうでしょう?

「旦那さんには当然安定した仕事で転職なんて考えず定年までしっかり働いてほしい」「もちろん私よりたくさん稼いできてほしい、平均年収以上は絶対!」「私も働くけどそれは自分のお小遣いで…」

と当たり前のように考えていませんか?家事育児は同じレベルのパフォーマンスを相手に求めながら経済面はしっかり寄りかかろうとしていませんか?相手に求める前に自分自身には見直す点がないか、考えてみましょう。

 

求める、責める、批判する…では解決しない

ただ、性差別問題、多様性の自由…などここまで重要視されるようになったのはここ数年、最近です。いま婚活をしている人、結婚を考えている人だって子供の頃はまだまだ「男は仕事、女は家庭」「男の子は青、女の子は赤」みたいな古い価値観が一般的な世の中で育ってきた人がほとんどのはず。小さいころから作り上げられた価値観、誰もがそう簡単に変えられるものではないと思うのです。

そしてこれは日本全体が世界から見て遅れをとっている部分でもあります。つまり個々が古い価値観を完全に捨てられるほど社会全体が進んでいないということ。

そんな中で相手の古い価値観がひとつ見えたくらいでシャットアウトしてしまっていては、なかなか婚活も前に進みません。多少それが見えたとしてもきちんと自分を見てくれる人、一人のパートナーとして尊重してくれる人であれば良い関係を築くことは十分可能だと思います。(自分の古い価値観が絶対的な結婚の条件と言う人はご縁がなかった、でいいと思いますが…)

だから婚活に励む人、結婚したいと考えている人には、自分の価値観を見直す素直な気持ちと一緒に、相手を許す大きな気持ちも持っていてほしいのです。

 

価値観は誰もが思い通り簡単に変えられるものではないですが生きていくうちに、環境や周囲からの影響で確実に変化はしていくものです。結婚相手はこれからの時代を一緒に歩いていくパートナー。

今まで持って生きてきた相手の考え方や価値観よりも、これからの人生でたくさん会話をして価値観の変化も一緒に楽しみながらお互いを尊重し合っていけるか、そんな視点で相手を見てみてはいかがでしょうか。